令和7年度 安全対策講習会

 港湾や橋梁など様々な場所で点検業務を行っておりますが、災害事故及び労働災害防止に努めるため、弊社では安全対策講習会を行っております。

 本年度からは、今まで以上に熱中症対策を強化して、安全第一を最優先に作業に取り組むため、以下の内容を徹底することにしました。

1. 陸上及び測量等その他の作業に対する安全対策

1) 道路交通法等関係法規を遵守し、一般通行車両の妨害には充分に注意すると共に交通事故防

  止に努める。

2) 作業員は作業に適した衣類及び保護具等を着用し作業する。

3) 作業時にやむを得ず、一般車両の通行を妨げる場合は、誘導員を配置するか又はカラーコーン等を設置し車両の誘導を行う。

2. 海上及び深浅測量作業に対する安全対策

1) 海上衝突予防法及び港則法等の関係法規を遵守し、航行船舶の妨害には充分に注意すると共に海難防止に努める。

2) 作業に当たり、他の航行船舶に支障がある場合は作業を一時中断し水路を確保し事故防止に

  務める。

3) 作業船の乗組員は、救命胴衣及びヘルメット等保護具を着用すると共に救命浮環等を準備し

  て作業・海難事故に万全の措置を講じる。

4) 天気予報・天気図・潮汐表等により、予め気象、海象の状態を把握し作業に当たっては適切

  な判断を行う。

3. 潜水作業に対する安全対策

1) 潜水作業に当たり、潜水時間・浮上速度・休憩時間等の管理を行う。

2) 潜水作業中は作業船又は岸壁等施設上に、国際信号A旗又はA旗板を掲げる。

3) 潜水作業は必ず2名1組にて実施する。

4) 潜水士との連絡は、水中電話等で行う。

5) 潜水作業中は、専従の見張り員を配置し、付近を航行する船舶の航路を妨げないと共に潜水

  作業の安全を確保する。

6) 作業区域に接近する船舶がある場合は、作業を一時中断し潜水士を作業船又は陸上に避難

  させ、安全確認後に作業を再開する。

4. 橋梁点検作業に対する安全対策

1) 道路交通法等関係法規を遵守し、一般通行車両の妨害には充分に注意すると共に交通事故防

  止に努める。

2) 公有地及び私有地に立ち入る場合は、事前に関係者・地権者等の了解を得て作業を行う。

3) 点検対象橋梁の立地・環境・支障物件及び作業方法と手順を確認して作業を行う。

4) 急傾斜地等での作業については、転落・落下防止のための命綱等の安全対策を行って作業を行う。

5) 橋梁点検車及びでの作業及び移動時はデッキへの昇降と誘導員の安全確保の確認を行って作業を行う。

6) 橋梁点検車及びリフト車デッキへの乗員数と積載荷重を確認して作業を行う。

7) 橋梁点検車及びリフト車での作業時は安全帯を必ず着用し作業を行う。

8) 梯子点検時は必ず2人以上で作業を行う。(1人は必ず梯子を支える事)

5. ドローン空撮作業に対する安全対策

1) 航空法に基づき国土交通省の飛行許可を得てから空撮作業を行うと共に事故防止に努める。

2) 飛行前に飛行エリアの周辺確認(建物・電線・第三者)を行い作業を行う。

3) 天気予報等を予め把握し作業を行う。

4) 作業時は3人1組(操縦士1名・操縦士補助1名・監視員1名)で作業を行う。

5) 作業は必ず目視確認できる範囲内での作業を行う。

6. その他の安全対策

1) 危険作業を行う場合は、関係者以外の接近を禁じ作業方法を確定後に作業を行う。

2) 日々の気象情報を事前に入手・把握し異常気象時は作業を中止する。

3) 作業時に地元住民及び通行車両等より苦情を受け入れた場合は、応急的な処置が必要な場合は応急処置を講じると共に関係先に連絡する。